さいきん、新作を作っています。
(これまで作った服がちゃんと売り出せていないうちからもう、、)
私が服作りでやりたかったのは、「一枚の布を使い切って服にする。」ということ。
新作は、ほぼ端切れゼロです! もちろん、いくら布を有効活用したとしても、デザインが弱いとだめなので、たくさん模型を作って考えます。
「一枚の布からどう服を立ち上げるか?」 これは紙に描くよりも、初めから布を切って縫って考えるのですが、それは「模型」だと思って作っています。 建築をやっていた癖なのでしょう。布で作っても「模型」としか言いようがないんです。
「エスキース」とも言います。 エスキース模型なので、ばばばっと作ります。 縫い目が真っすぐじゃなくても、切りっぱなしでもノープロブレム! デザインを思いついたら、はやく形になったところが見たいんですよね。 一気に作って、できあがったら即着てみます。 デザインや形をすぐ検分できるのは、建築にはない魅力です。
「模型」はだいたい一発では思い描いた形にならず、何度も糸をほどいて縫いなおします。
デザインがいい着地をするまで何度でも。
でも。「模型」を作っている時間がいちばん楽しいんです! どうなるか分からず、ワクワクドキドキしながらひたすらミシンを踏んでいるときが、いちばんアドレナリンが出ます。
そうやって作った「模型」は山ほどありますが、次の模型を作るときは解いて生地にして再使用するので、絶対量は増えません。SDGsというよりも、ただ布切れを残したくない気持ちが大きいです。 できるだけ生地の繰り戻しができるほうが経済的ですし。 前回は使っているジャージー生地について書きましたが、この生地は切りっぱなしでもほつれないし、何度でも繰り戻せるので優秀な素材です。
秋の新作、もうすぐリリースします☆彡
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